電気料金が高い!?台湾電力事情
*レートは1元=3.7円で計算しています。
台湾に住んでいるISO(@iso_taiwan )です。
591房屋交易網 などの台湾不動産サイトを見てみると、電気料金が1kwh=5元で設定されている物件が多かったんです。
台湾人の所得からすると電気料金が高いのではないかと感じました。
台湾電力事情
この間、台湾で大規模停電がありました。
ある一つの発電所で作業員が操作ミスを犯したことが原因だったんだけど、日本だったら一つの発電所での操作ミスでこれほどの大規模停電は発生しなかっただろう。
原発については賛否両論あると思うのであえて触れないが、いずれにしても日本よりも台湾の方が電力に余力がないことは、今回の大規模停電で明らかになった。
そんなことから、台湾では国営の台湾電力が一括で発送電を行っているので、国民に節電意識を高めさせるため、電力料金を高めに設定しているのかな。
そんなことも考えたりしました。しかし調べてみると。。。
台湾電力料金と日本電力料金の比較
台湾の電力単位は『度』で表すんだけど、1度=1kwh(キロワット時)なんで換算に難しいことはないです。
基本料金842円40銭、最初の120kWhまで1kWh19円52銭、120kWhをこえ300kWhまで1kWh26円00銭になるので、9月に300kwh使用すると7,864.8円。
結果、非常に台湾の電力料金が安く見えるんだけど。。。
台湾賃貸物件の電力料金
冒頭のサイト(591房屋交易網 )の賃貸物件に限ってみれば、ほぼ電気料金は家賃と別料金になっています。
管理費とか網路(ネット)とか水費は含まれている物件は多いんですが。。。
しかも大概、大家もしくは仲介不動産会社が電気料金設定をしていて、電力会社へ支払った電気料金に上乗せして請求してきます。
そこで、1kwh=5元で先程の9月に300度使用という条件で計算をすると1,500元(5,550円)にもなってしまうんですよ。
もう、どんだけ大家がぼってるの~
台湾人の最低時給が500円台で、この料金はかなり高いですね。
電力会社へ直接支払える物件に住んでみて(2019年9月12日追記)
わずかですが、電力会社や水道会社へ大家もしくは仲介不動産会社を通さず直接支払いのできる賃貸物件があります。
そこのマンションに住んでいるんですが、台湾電気料金の安さを実感!
電力会社からは2カ月に一度請求が来ますが、今回は472元(1,746円)でした。
内訳をみると、使用量は201kwh。
2カ月に一度の請求なんで、240kwhまで1.63元。
そこで導き出される金額が、327.6元になります。
それにマンション共用部電気料金+前回の延滞費用をたして472元でした。
次回は日本へ一時帰国した期間が無いので、少し増えるとは思いますが1000元まではいかないでしょう。