台湾好きな隠居生活

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台湾の台中市で隠居生活をしています。そこで得た情報等も記事にしていきたい! 問合せ等のご連絡はtwitter(@iso_taiwan)からお願いします。

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【第一回台湾紀行2】今度の改正で廃止か!?3671次普快車に乗ってみました

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写真:台鉄高雄駅にて、ボタン式自動券売機(懐かしい~)

前回記事

2016年8月26日

今日は、台鉄で台北に向かう。普快車(旧型客車)に乗るのと、花蓮駅でキャンペーンに参加していたので、指定スタンプをゲットすることが、本日の目的である。

無料の朝食を宿で取った後、台鉄高雄駅に向かった。

自強号で枋寮

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写真:台鉄高雄駅にて、自強号(特急)潮州と知本の間が非電化なためディーゼル式。ちなみに、隣のホームに停車中は区間車(普通電車)

高雄駅では、昼に食べる駅弁(60元198円安い!)を購入して自強号(写真)に乗り込んだ。

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写真:自強号車内(ヘッドカバーの台湾キャラクターが、かわいい)

座席指定を取った場所に、姉ちゃんが座っていたので、すいませんと言っても伝わらないが、雰囲気で察したのかニコニコしながら隣の席に移動してくれました。

台湾では、自強普悠瑪号と自強太魯閣号以外は座席指定を取らなくても乗れるので、その場合は空いてる席に座り、座席指定を取った人が来たら移動することになっている。

車窓からの景色を眺めていたら、枋寮駅に着いたので、いよいよ普快車に乗り換えである。別れ際、隣の姉ちゃんに軽く会釈をすると、笑顔で返してくれた。

台湾鉄道の旧型客車(3671次・普快車)に乗ってみました

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写真:枋寮駅にて、普快車(枋寮と台東間一往復だけ、残っている。これを狙って台湾に来る、鉄道ファンも多い)

枋寮駅で乗ってきた自強号を見送った後、いつ廃止になってもおかしくないため恐らく最初で最後になるであろう普快車に乗り込み、出発まで写真を少し撮った。

予想通り、鉄道ファンとおぼしきグループが何組かいた。

驚いたことは、その中に台湾人鉄子もいたことだ。

へえ~台湾にも鉄子がいるんだーとか思いながら、その鉄子たちが台湾語で書かれた旗を持って、相方と写真を撮り捲っているのを、座席に座って眺めていた。

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写真:枋寮駅にて、普快車(旧型客車なので、扉は手動式でホームの反対側も開いたりする)

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写真:枋寮駅にて、普快車車内(扇風機が、何台か壊れていて壁についているボタンを押しても、動かなかった)

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写真:枋寮と台東間の車窓

枋寮駅を出発後、海側の座席に陣取り高雄駅で買った駅弁を食った。台鉄の中でも、枋寮と台東間は、ずば抜けて車窓からの景色がよく、海風に当たりながらの駅弁は最高にうまかった!

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写真:大武駅

途中の大武駅では、正式な通路を通らず線路を横切ってホームと反対側の客車扉を開けて乗り込んでくる乗客がいた。日本ではありえない、台湾ローカル鉄道ならではの光景だと思った。

そして、知本駅あたりから住宅が増え、普快車の終点である台東駅に到着した。

台湾鉄道の普悠瑪(自強号)に乗車!

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写真:台東駅にて、普悠瑪自強号

台東駅から、普悠瑪自強号に乗って花蓮駅を目指す。ほとんどの普悠瑪自強号は、ここ台東駅が始発駅である。これから乗る普悠瑪自強号も当駅始発で、すでに入線していた。

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写真:台東駅にて、自由行(観光列車)

あまり乗り換え時間はないのだが、面白い列車が止まっていた。自由行である。

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写真:台東駅にて、自由行には食堂車が連結されている。

この台東駅に泊まっていた観光列車自由行は、時刻表によると朝6時14分に台北駅を出発し、台中、台南、高雄、台東駅等を経由して、夕方16時44分花蓮駅に到着するとなっていて、ものすごい長距離列車である。

この列車、客車にアニメキャラ等がペイントしてあって、目を引く。また、先程乗ってきた枋寮から台東間等は、海を見ながら優雅に食堂車で食事も楽しめそうだ。

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写真:台東駅にて、自由行に乗車する際には係員にキップを提示しなければならない。

この花蓮行自由行は、これから乗車する普悠瑪自強号の後に発車する。あくまで、特急に当たる自強号が優先で、のんびりゆっくり旅をする観光列車ならではだと思う。

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写真:台東駅にて、普悠瑪自強号車内。ヘッドレストまでついていて、豪華さが際立つ。

普悠瑪自強号だが、やたらと飛ばす。今まで、普快車に乗ってきたから、なおさらそう感じる。そしてやたらと揺れる。京浜急行の快速特急を彷彿させる運転だ。

途中から、子供の遠足と思われる団体が乗り込んできて、にぎやかになった。そして、あっという間と感じさせるほど速く花蓮駅に到着した。

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写真:花蓮駅特製駅弁100元330円(台湾の駅弁で魚が入っているものは珍しい。しかもこの白身魚がめっちゃうまい!)

花蓮駅では、指定スタンプをゲットするために、早速行動に移した。そして、そのことにより、素敵な出会いにつながり感動的な出来事になった。

 

参照記事台湾を大好きになった理由 - 台湾好きな隠居生活

 

さて、その事件があったことにより、乗り換え時間に余裕を持たせていたのだが、あまり時間が無くなってきた。

当初の計画では、花蓮から台北までは普悠瑪自強号に乗る予定だったが、この区間、えらく人気が高くネットで14日前から予約ができるのだが、1日遅れただけで普悠瑪自強号が売り切れてしまった。

しょうがないので、團體列車莒光号(團體列車と時刻表では謳っているが、あくまで団体客を優先するだけで、席が空いていれば個人客でもネットで予約ができる)に乗ることになったのだが、結果的にはベストの選択となった。

この事件のおかげで、当初計画の普悠瑪自強号には乗れないことになってしまったからだ。

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写真:花蓮駅にて、自由行(観光列車)

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写真:花蓮駅にて、自由行食堂車

改札口横で、駅弁を売っていたので、夕食に白身魚が入っている駅弁(写真)を購入した。

それから、すでに團體列車莒光号が入線していたのだが、ここでも自由行が止まっていたので、写真に残しておいた。

後で時刻表を調べてみたら、この自由行は先程台東駅で普悠瑪自強号の後に発車した自由行で、今さっき終着駅に到着したばかりということが分かった。

目立つから、つい写真を撮ってしまったが、同一の列車を撮っていたことになる。

台湾鉄道の莒光号(急行)に乗車!

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写真:花蓮駅にて、團體列車莒光号(急行)

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写真:台北駅にて、團體列車莒光号行先表示板

さて、この團體列車莒光号だが、團體列車だけに停車駅が少ない。一般的に莒光号は自強号より停車駅が多いのだが、この列車は始発の花蓮を出ると台北までに止まる駅は松山だけなのだ。

このユニークな列車に乗り込むと、車内は自強号(特急)並みにゆとりのある座席配置となっていた。

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写真:團體列車莒光号車内

発車まじかになると、続々と乗り込んできて満席となった。あまり、団体客がいるようには見えなかったが、発車後に韓国人の団体客が酒盛りをしているのは目立った。

花蓮駅特製駅弁を食した後、客車特有の揺れに身を任せながら、うとうとしていた。まもなく、台北駅だ。

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写真:台北駅

團體列車莒光号が10分遅れ位で台北駅に到着すると、すぐに後続の普悠瑪自強号が、隣のホームに入線してきた。

花蓮駅を26分後に発車した普悠瑪自強号が、ここで追いついてしまったのである。本来、もうちょっと先の樹林行團體列車莒光号は、追いつかれないことになっているのだが、八堵駅あたりからトロトロと走っていた結果、こんな形になってしまった。

今日は、ずーと鉄道旅で若干疲れたので、予約している宿を探して終わりにしようと思う。グーグルマップで宿泊ホテルを目指したが、やはり初めての場所なので、ちょっと迷ったものの、何とかたどりつくことができた。近くにコンビニがあったので、バナナとビール、そして麦茶を購入して宿泊ホテルに入館した。

台湾のホテルは。。。

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台北近辺のホテルは、他の台湾地方都市に比べて宿泊料金が高い。ここも、前日泊まった今は無き高雄のホテルより高いが、高い分室内はきれいであった。

ネットで日本人がよく泊まる安い宿ということで、ここに決めたのだが正解だったかもしれない。フロントの台湾人が、日本語で会話できることが大きい。まあ、高雄のホテルでもパスポートを見せて、身振り手振りで何とかなったが。

台湾では、高級ホテルを除いてトイレの便器にトイレットペーパーを流せない。ここも例外ではないのだが、日本人が多く泊まるということで、日本語で隣のごみ箱に捨てるよう注意書きがしてあった。慣れてないので、間違って便器の中に捨てそうになるのだが、水流が弱いので、すぐつまりそうである。これからも、気を付けなければいけない。

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