台湾好きな隠居生活

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台湾の台中市で隠居生活をしています。そこで得た情報等も記事にしていきたい! 問合せ等のご連絡はtwitter(@iso_taiwan)からお願いします。

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【第二回台湾紀行9】平渓線菁桐駅にある石底大斜坑跡地へ行ってみました

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写真:瑞芳駅にて。平渓線乗入車両のディーゼルカー。

前回記事

九份はもういいかな。。。

2017年1月22日

今回の旅では平渓線に乗るプランを立ててみたんだよ。

前回の旅では九份へ行ってみたりしたんだけど、あれは個人的にちょっと失敗だったかな。

いかんせん人多すぎなんだよ(>_<)

メイン通りの道幅が狭くて両側にみやげ物屋とか食いもの屋が軒を連ねているでしょ。

途中で立ち止まったりする人がいるもんだから渋滞するんだよ。

まぁ、九份は一度行けばもういいかなってところだね。

平渓線乗車に向けて

さて、なんで平渓線に乗ってみようかと思ったかといえば、単に俺が乗り鉄だからってことなんだよ。

でも、別にJR全線踏破してるわけでもないし、ましてや私鉄だって全線踏破してるわけでもない。

まぁ、つまりは普通の人に比べたら鉄道に乗るのが好きってな程度なんだけどね。

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写真:瑞芳駅にて。

平渓線ってローカル線だから本数が少ないんだよね。

基本的に一時間一本だから、この列車にうまく乗り継げるようプランを立てる必要がある。タイミングが悪いと一時間、瑞芳駅で待つ羽目になるからね。

そんな時に役に立つのが以前も紹介した台湾時刻表。

 

参照記事台湾鉄道に乗るなら、この一冊!台湾時刻表最新号を購入したよ《追記》 - 台湾好きな隠居生活

 

別にこの時刻表を作った団体の回し者じゃないけど、この時刻表が無かったらうまくプランが立てられなかったと思うよ。

瑞芳駅にて

そんなわけで、平渓線に合わせてホテルを出て区間車で瑞芳駅へ到着。

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写真:瑞芳駅にて。地下通路にあった電光表示板。

地下通路を通って平渓線や深澳線が発着する三番線ホームへと向かう。今回は後に行くことになる淡水を優先させたんだけど、いつかは深澳線にも乗ってみたい。

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写真:瑞芳駅にて。三番線ホームにあった看板。

いよいよ平渓線に乗車!

平渓線列車は二つ先の三貂嶺まで宜蘭線を走って、そこから宜蘭線と別れて菁桐へ向かうことになる。

三貂嶺までは幹線なので線路状態がよくスピードを出せるのだが、そこを過ぎると俄然スピードが落ちるんだよ。

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写真:菁桐行ディゼルカー車内。

ゆっくりディゼルカーは唸りを上げながら登っていく。途中素掘りのトンネルもあったね。

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写真:十分駅にて。

ちょっと開けた感じになって、さらにスピードを落として有名な踏切でもないのに人が線路を行きかう場所で列車が停まったりしながら十分駅へ到着した。

ここで懐かしい光景を見た。

なんと、タブレットを交換しているんだよ。

昔、日本のローカル線でもよく見かけられたもんだが、昨今じゃ、ほぼ絶滅してしまったタブレット交換。

いいわ~タイムスリップした感があって。

菁桐からやってきた列車とタブレット交換をして出発した。

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写真:菁桐駅にて。ここの駅は構内を歩いても鉄道関係者から注意されることがない。

十分駅から20分ぐらいで平渓線終着駅の菁桐駅へ到着する。

そもそも平渓線は日本統治時代に菁桐で取れた石炭を運ぶために作られた路線なんだけど、菁桐駅には日本が作った石炭採掘場跡が遺跡のごとく色濃く残っているんだよ。

菁桐駅にて

列車が駅に到着すると、みんな好き勝手線路内に立ち入る光景がここでは普通w

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写真:菁桐駅にて。ホッパー跡の上に珈琲店がある。

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写真:菁桐駅にて。奥で列車を背景にモデルが写真撮影をしていた。

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写真:菁桐駅そばにあった看板。

線路を渡り少し階段を上って左にそれるとホッパー跡の珈琲店へ通じる広場がある。

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写真:ホッパー跡の珈琲店へ通じる広場。

残念ながら、時間が早いせいかホッパー跡の珈琲店はやってなかったよ。この先にあった選洗煤場跡の珈琲店も準備中だった。

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写真:選洗煤場跡の珈琲店。

石底大斜坑跡地へ行ってみました

戻って階段を上りきると石底大斜坑跡地に出る。

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写真:石底大斜坑入口。

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写真:石炭運搬路跡。

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写真:石炭運搬路跡。

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写真:作業場らしき跡。

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写真:トイレの便器も放置されていた。

石炭採掘全盛期は活況を呈していたと思われるが、閉坑になって約40年も経つともう遺跡状態だね。

菁桐駅へ戻って。。。

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写真:菁桐駅商店街。

菁桐駅へ戻って商店街を歩いていく。

だいたいの観光客は来た列車で戻っていくので、次の列車が来るまで人通りは少ない。

一般的な観光客は菁桐駅よりも有名な十分駅で時間をつぶすだろう。

ちょっとした商店街を抜けると川があって橋が架かっている。

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写真:かつての日本人集落地。

その橋の袂から日本統治時代の日本人集落地を望むことができた。

今は民宿やレストランになっている。

風に吹かれながら、橋の袂で次の列車が来るまでまったりしていたよ。

人通りもなく、いい感じだった。

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