【台湾製糖工場遺産の観光】糖業鐵道文化園区渓湖糖廠へ行ってみました
イベントを開催しているとの情報があったので、糖業鐵道文化園区渓湖糖廠へ行ってみました。
糖業鐵道文化園区とは
以前行ってみた台中文化創意産業園区 と同様、ここも日本統治時代に出来た工場跡地なんだよね。
1919年(大正9年)に生産を開始した大和製糖株式會社は南国特有のサトウキビから砂糖を精製して販売する会社だったんだけど、サトウキビを畑から工場まで運搬する路線とその先の精製した砂糖を運搬する台鉄員林駅までの路線も持っていたんだよね。
戦後は台湾政府に引継がれて台湾政府の管理下、台湾糖業公司として2002年(平成14年)まで生産してたんだよ。
その跡地利用で生まれ変わって出来た施設が糖業鐵道文化園区渓湖糖廠なんだけど、ちょっとした観光地のようだね。
入園は無料です。
交通アクセス
車やバイクで行く分には駐車場がたくさんあるので、特に問題はありません。
ただ、バスは本数が少ないので注意が必要です。
台鉄彰化駅からバスに乗っていくんですが、乗車する員林バスは駅前ロータリーまで来てくれないんだよw
そんなわけで、員林バス彰化駅バスステーションまで歩いて行くことになります。
駅を出て、右方向へ駅前商店街を進んでいきます。
10分ぐらい歩いたでしょうか。
員林バスがバックで車庫へ入っていく姿が見えました。
どうやら、あそこが員林バス彰化駅バスステーションのよう。
地方ローカルバス会社らしいバスステーションw
アナログ感満載のバスステーションw
唯一、デジタル感がある券売機は悠遊卡(台湾交通系ICカード)を利用すると15%程度安くなるため利用する客はいないよw
6715番系統のバスに乗車するんですが、本数が少ないので事前にこちらの→彰化駅発-員林バス時刻表 を確認した方がよいでしょう。
てっきり、この右側のバスに乗車するものと思っていたんですが、実際に来たのは20人も乗れば満員となるマイクロバスでしたよw
糖廠バス停で下車して、すぐにあるのが糖業鐵道文化園区渓湖糖廠です。
運賃は悠遊卡(台湾交通系ICカード)利用で44元(163円)。
乗車時間は40分ぐらいでしたね。
台中市だったら無料になるんでしょうけど、それでも安い。
渓湖糖廠の目玉!五分車(トロッコ列車)へ乗ってみた
入園してみたけど、イベントらしきイベントはやってなかったよ。
一応、本日までイベント開催ってことになっているんだけど。。。
まぁ、平日だからねw
でも折角ここまで来て、このまま帰るのはもったいないので有料なんだけど、ここの目玉である五分車へ乗ってみたよ。
五分車の由来は線路ゲージ(線路幅)なんだって。
標準軌(台湾新幹線やMRT等)の半分だから五分車、日本でも四日市あすなろう鉄道等が五分車にあたり、ナローゲージと一般的には呼ばれているんだよね。
五分車乗車口手前に乗車券販売所があるんだけど、貨車を改造したものでレトロ感もあっていい!
でも、中の窓口小姐は暇そうにスマホをいじってたけどねw
料金は100元(370円)だよ。
ただ、日曜日に運行されている蒸気列車は150元(555円)とちょっと高くなったりする。
発車時間は10時、11時、13時、14時、15時、16時。
日曜日の11時と14時は蒸気列車で運行。
発車時間間際になると、どこからともなく人が集まってきて。。。
平日にもかかわらず結構な乗車率になったよ。
台湾には有閑マダムが多いのかな~
往復7km、50分ぐらいの道程をトロッコ列車が、ガタゴトと相当な揺れを伴いながら自転車並みのスピードでゆっくりと走っていく。
いいね~、のどかな雰囲気で。
まったり感、半端ない。
もともとは、サトウキビ運搬用路線だったわけなんだが複線である。
相当なサトウキビの量を運んでたんだろうな。
現在は、観光用路線になっているので片方の線路は途中道路になったりしていたよ。
ちなみに、マイクを持っているおじさんは説明係の乗務員。
当然、台湾中国語でしゃべっているので何を言っているのかさっぱりわからんけどw
元サトウキビ運搬路線には踏切が存在しないんだよ。
大きな道路には係員がいるんだけど。。。
小さい道路には標識らしきものはあったけど、係員はいないw
そして、行き着く先には。。。
物売りのおばさんがいたよ~
糖業鐵道文化園区渓湖糖廠:データ
住所: 彰化県渓湖鎮彰水路二段762號
開園時間: 8:00~17:00