台湾好きな隠居生活

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台湾の台中市で隠居生活をしています。そこで得た情報等も記事にしていきたい! 問合せ等のご連絡はtwitter(@iso_taiwan)からお願いします。

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【台湾移住】台湾の部屋探しから賃貸契約手続きまで(台湾で部屋を借りる方法)

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*レートは1元=3.6円で計算しています。

こんにちは~台湾移住の準備でちょっと忙しいISO(@iso_taiwan )です。

前回 は試験的な移住をして。。。

あれから一年ちょっとが経ちました。

いよいよ今回はワンルームタイプの高層マンションへ本格的に移住します。

台湾における賃貸物件の探し方(不動産情報サイト591の利用方法)

前回のようにネットで伝手を探したり、日本語のわかる台湾不動産仲介業者や留学先(学生寮)などをあたるのもいいんですが、物件数が多く台湾全土をカバーしている有名な不動産情報サイトがあるんですよ。

以前紹介したこともあるかもしれませんが、今回はそちらで探したので改めて紹介したい。

こちらのサイト、毎日のように見ていると不動産に関する中国語の勉強にもなります。

利用方法ですが、まず賃貸物件である租屋をクリックします(具体的に住む場所や物件が決まっている場合は下キーワード検索から探す方法もあります) 

 

そうすると、物件が多いため絞り込む選択画面になります(とてつもない量ですが県や市だけ設定すると一応物件を見ることはできます)

位置(賃貸物件の場所):県や市の設定

按鄉鎮選擇=区の設定

按學校選擇=近隣大学の設定

按商圈選擇=近隣商店街の設定

類型(部屋のタイプ)

整層住家=ファミリータイプ

獨立套房ワンルームタイプ

分租套房雅房でシャワーやトイレが部屋に付随しているタイプ

雅房=シェアーハウス

租金=家賃設定

格局=部屋数

坪數=部屋の広さ設定

これだけ設定するとかなり絞り込まれます。

ここでは仮に台中市の中心部である中区に設定。

さらにワンルームタイプの5000~10000元で検索をしてみました。

これで127件に絞られました。

所有物件は不動産仲介業者も含まれているんですが。。。

日本では一般的に不動産仲介業者へお願いしますが、台湾では大家さんとも直接交渉ができるんですよ。

不動産仲介業者に頼むのもありなんですが、原則的に不動産仲介手数料を払わなくてはいけません。

そこで、こちらのサイトでは不動産仲介手数料を払わなくていい屋主(大家さん)だけに絞り込むことができます。

27件まで絞り込むことが出来ました。

右側にあるタブで掲載順序を変更することができます。

金額=家賃順

坪數=部屋の広さ順

刊登時間=掲載時間順

さらに気に入った物件をクリックするとその住まいの詳細を見れます。

例えば、こちらの物件。

詳細を見ることで、事前に部屋の特徴が色々と分かります。

家賃:10000元(36000円)

その家賃に管理費、清掃費(共有部分の清掃費用)、第四台(ケーブルテレビ)、網路(ネット回線)が含まれています。

坪數(部屋の広さ):10.5坪

樓層:13階のうち物件があるのは9階

型態:電梯大樓(エレベータ付マンション)

現況:獨立套房(ワンルーム

社區:マンション名

赤丸をクリックすると部屋の様子や共用部分の様子が写真で見ることができますよ~(写真を添付していない大家さんもいたりしますがw)

形態については。。。

電梯大樓(エレベータ付マンション)

透天厝(テラスハウス

公寓(アパート)

などがあったりします。

スクロールをさせると。。。

部屋を貸す条件が出てきます。

この物件では。。。

押金(敷金):家賃の二か月分

車位(駐車場):無し

管理費:家賃に含まれている

最短租期:契約期間は最短一年単位

開伙(ガス台):付けることが可能

ガス台は付けることが可能でも、ガス栓が無いとかガスそのものが建物に来ていないところが多いので注意が必要です。

養寵物(ペット):飼うことができない 性別要求:男女ともに可能 可遷入日(入居日):いつでも可能

格局(建物の特徴):ベランダ付

また、台湾では大家さんが提供してくれる(部屋にある)物品があります(但し無料提供とは限りませんので、契約交渉時に必ず確認が必要です)

こちらに物件では。。。
桌子(机):あり
椅子:あり
衣櫃(タンス):あり
床(ベッド):あり
沙發(ソファ):あり
熱水器(シャワー部分についてる温水器もしくはキッチン部分についてる湯沸かし器):あり
電視(テレビ):あり
冰箱(冷蔵庫):あり
冷氣(エアコン):あり
洗衣機(洗濯機):あり
洗濯機はある場合でも共用部分にあって有料のところが多いので注意が必要です。
網路(ネット回線):あり
第四台(ケーブルテレビ):あり
天然瓦斯(ガス):なし
先程もちょっと触れましたが、この物件はガスが来てないのでガス台が置けてもってことになってしまいますw
屋況說明は大家さんがPRしたいことを謳っています。
こちらでは新築できれいだとか監視カメラがあって安全だとかゴミ置き場があるとかでしょうか。
台湾では基本的にゴミ置き場が無くてゴミ収集車待ちをしなければならないので、ゴミ置き場があるのは便利ですね。

比較対象が多くあるので、自ら設定した条件によってかなり絞り込まれたと思います。

何件かピックアップして、いよいよ大家さんに電話をかける段階になりました。

詳細事項に電話番号が明記されているので、そちらに電話を。

相手は台湾人ですから、基本的に中国語で会話をすることになります。

但し、不動産仲介業者に多いんですが大家さんによっても屋況說明欄にLINEID番号を載せている方がいて、その場合は中国語がわからなくても翻訳ソフトを用いてLINEでやりとりができることも。(結果的に断りましたが内見日程まで、これで進めた物件もありました)

台湾部屋探しのポイント!

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部屋探しのポイントを挙げてみましょう。

 

①部屋に窗戶(窓)がある

日本ではまずありえないんだけど、台湾には窓の無い物件があります。

実際、前に住んでた大家さんのところにもありましたし。。。

周りと比べて家賃が安くていいんですけど、自ら住むとなると話は別。

朝が来ても真っ暗です。

気持の面からも、採光はあった方が良いですね。

 

②三階以上の物件である

よっぽど奥まったところにある物件だったらいいんですけど、意外とバイクの音とかうるさいです。

以前住んでたところは、表通りに面していたので四階でもうるさかった。

あと、一階に飲食店が入居している場合は、よほど高層階でないとGの発生する確率が高い。

台湾Gはでかくて生命力が強いw

個人的にはムカデとか他の虫も嫌いなんで、地上に近い物件は避けたいところですね。

 

③夜市が開催されている通り沿いではない

行くのはいいんですが、住むとなるとちょっと。。。

屋台などが出て、安く食べられるのはいいんですけどね。

夜遅くまで、うるさいです。

それと、やはりGが多く発生するところなので。

 

④高層大樓(高層マンション)や高層公寓(高層アパート)の物件は電梯(エレベーター)が付いている

日本では法律で六階以上のマンションやアパートにエレベーターを付けなくてはいけないんですが、台湾では六階以上にも係わらずエレベーターが無い物件がありました。

まぁ、そういった物件でも三階や四階ならいいんですけどね。

六階や七階から毎日階段となると、さすがにしんどい。

屋況說明へ健康にいいって書いてる大家さんもいたけどw

 

⑤大樓や公寓に専用のゴミ置き場がある

前項でも書きましたが、台湾では基本的にゴミ置き場がありません。

音楽を鳴らしてゴミ清掃車が来ると、住民が出てきて清掃車にゴミを投入しているのをよく見かけます。

だいたい決まった時間にゴミ清掃車が来るんですが、そのゴミ清掃車を待つのがちょっと面倒です。

そんなわけで、専用ゴミ置き場があった方が良いですね。

専用ゴミ置き場がある大樓や公寓は入居者に対するPRになるので、屋況說明へ大家さんが必ずといっていいほど、備有垃圾子母車(ゴミ置き場有)と謳っています。

 

⑥部屋に大家さん提供の無料付帯品が多くある

日本では入居時に何も付帯品がありませんけど、台湾賃貸物件では無料で使える付帯品があったりします。

しかも、故障したら修理費用は大家さん持ち!

これは、あった方が良いですね。

個人的には電視(テレビ)と冷箱(冷蔵庫)を必須としました。

テレビは中国語を覚えるし、冷蔵庫は乳製品などの保存ができるので。

但し付帯品すべてが無料ではない物件が多いです。

特に網路(ネット回線)と第四台(ケーブルテレビ)。

物件によっては電視(テレビ)や獨立洗衣機(部屋にある個人用洗濯機)が有料なところもありました。

大家さんとの交渉から賃貸契約手続きまで

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いよいよ大家さんと交渉を進めていくわけなんですが、それを段階別にまとめてみました。

 

《第一段階》最初、電話をした時に確認すること

①日本人でも借りることが可能か?

いくら台湾が親日でも中には嫌いな台湾人もいますし、外国人に貸したくない台湾人もいます。

実際に、これであきらめた物件もありました。

②内見の日程を確認する

出来れば内見をした方が良いです。

不動産仲介業者や留学先に任せっきりで、行ってみてがっがりなんてことがあります。

例えば、写真で付帯品のテレビが液晶だったんですが、行ってみるとブラウン管テレビだったことがありました。

また、大家さん立会いの下で事前に不具合のある付帯品などの確認ができます(以前住んでたところは、漏水及びテレビの故障がありました)

 

《第二段階》内見時に大家さんと確認すること

先にも書きましたが、付帯品が写真通りか確認。

また、付帯品の不具合についても確認をします。

よっぽどイメージ通りで気に入れば、その場で契約手続きに入ってもいいんですが。。。

もし滞在日程に余裕があるのであれば、長く住むところなので少し考える時間を設けた方が良いかもしれません。

 

《第三段階》契約時の大家さんとの交渉事

さて、契約をすると決めたら大家さんと契約手続きの日程を調整します。

当日は大家さんと賃貸契約の交渉をすることに。

①無理な要求は断る

基本的には591 に掲載されている内容通りなんですが、大家さんによっては外国人なんだからまとめて半年分払えとか言ってくることもw

大家さんとは長く付き合うわけですから、無理な要求をしてきたら断った方が良いです。下手に要求をのむと付帯品の修理にすぐ対応しないとか後から苦労することになりますよ。

本当にいい大家さんでしたら、断っても契約手続きを続行してくれます。

②電力メーター(水道メーター)の確認をする

台湾の一般的な賃貸物件は大家さんが電力料金を設定して請求してくるので、メーターの位置や初期数値を確認します。

水道はもともと安いので無料もしくは100元(360円)ぐらいの安い定額料金である物件が多いんですが、やはり大家さんが水道料金を設定して請求してくる場合、メーター位置や初期数値を確認します。

③家賃の支払い方法を確認する

以前は大家さんと同じ建屋だったんで手渡しでしたが、今回は新北市に住んでる方。

そんなわけで、毎月期日までの銀行振込となりました。

④連帯保証人を要求されることも

以前住んでた透天厝では無かったんですが、やはり外国人ですと駐在(企業保証)とか台湾人と結婚しているとか留学先(学生寮)以外は大樓レベルになると台湾人の連帯保証人が必要になることが多いようですね。

お互い納得したら賃貸契約書にサインをするんですが、連帯保証人も入れると3通に同様書式へサインをしていきます。

印鑑について日本では実印を使いますが台湾では拇印でした。

 

契約手続きが終わると大家さんへ押金(敷金)及び家賃一ヶ月分を支払ってから、玄関器キーやポストキーなどを預かって終了です。

最後に

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前回は硬いマットレス問題で延長をやめたんですが。。。(結果的に大家さんが引越したため一ヶ月だけの延長にとどまりますが)

今回もマットレスは硬いですw

そんなわけで長期契約をしたこともありますが、できるだけ長く住むためにニトリで柔らかい敷き布団を購入してきました(前回もそうすれば。。。というツッコミもありそうですが、そもそも試験的なんで長期で住むつもりはありませんでした)

 

主だった無料付帯品は 獨立洗衣機(部屋にある個人用洗濯機)や電視(テレビ)それから冷箱(冷蔵庫)でしょうか。

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この内容で家賃月4700元(16920円)は安いのではないでしょうか。

台北だったら10000元(36000円)以上はするでしょう。

しかも、この大樓は電気や水道料金を直接会社へ支払うんですよ。

つまり大家さんの中間搾取が無いんです!

そのあたりが、いろんな物件を見てきたうえでの決め手になりました。

最後になりますが、今回の件で全面的に協力をしていただいた台湾人の友人に感謝を申し上げます。

ありがとうございました。