【語学留学用】台湾の居留ビザを申請する方法と注意点
*レートは1元=3.5円で計算しています。
こんにちは~台湾に住んでいるISO(@iso_taiwan )です。
先日は居留ビザの申請に外交部中部事務所へ行ってきました。
この事務所の中に領事事務局が入っていて手続きをそこで行うんですが、ある程度覚悟はしていたとはいえ、受理されるまで相当時間がかかりましたね。
語学留学用居留ビザを申請するために必要な書類や費用
東海大学の華語教学中心では、申請に必要な書類を確認したうえで在学証明及び出席証明書と成績書を事務所の係員が用意してくれます。
それに伴う費用は無料です。
ただし、用意する準備がありますので早めに事務所の係員へ伝えましょう。
僕の場合は午前中に依頼して、書類は夕方受け取りました。
1.パスポート
2.パスポートの顔写真のあるページのコピー
3.パスポートの台湾へ入国した日のスタンプがあるページのコピー
4.申請書
専用ウェブサイト線上填寫簽證申請系 でオンライン申請をした後に出力される申請書です。プリントアウトして申請書に署名をしておきます。
5.在学証明及び出席証明書
学校で用意してくれます。
6.成績書
学校で用意してくれます。
7.中国語の学習計画書
注意点として別項目に書きますが、しっかりと内容を書くことを求められ最終的に300字ぐらいになりました。
書いた日付と署名が必要です。
8.台湾銀行の通帳
台湾で銀行口座を開いて、そこに8万元(28万円)以上入金しておく必要があります。
但し、こちらも注意点として別項目に書きますが、残高は多くても10万元(35万円)程度にしておいた方がいいでしょう。
9.台湾銀行の通帳コピー
前もって、コンビニなどで最終取引のあるページのコピーをしておきます。
10.健康検査合格証明書
台湾政府が認めた外国人健康検査指定病院 で健康診断を受けたうえで、その合格証明書を取得しておきます。3ヶ月以内の証明書が必要です。
11.証明写真 2枚
6ヶ月以内に撮った証明写真(3.5㎝*4.5㎝)が必要です。
ただ、持っていかなくても事務所の入口に証明写真を撮影する機械があります。
係員もいますので、指示に従えば自らすることは何もありません。
12.申請費用
申請手数料として3,000元(10,500円)かかります。
申請の場所
台中市に住んでいる方は、外交部中部辦事処(中部事務所)で手続きを行います。
停留ビザの延長で訪れた移民署ではないので注意してください。
てんとう虫の屋根が可愛らしい黎明新村バス停からすぐですね。
台鉄台中駅からは、75番が本数も多く便利です。
申請の流れ
大樓へ入ると二手に分かれているんですが、簽證案件なので右へ進みます。
中部事務所へ入館して、簽證案件なのでさらに右へ。
整理券発券機があるので、整理券を取って館内の一番奥へ。
簽證VISAと看板が出ているのでわかるかと思いますが、一番奥のカウンターが窓口になっています。
整理券番号が呼ばれたら、カウンターで係員にパスポートや銀行通帳を含む資料を全て渡し精査してもらいます。
指摘事項が無ければ、そのまま受理されます。
4色の用紙を渡され、隣にある繳費で申請手数料を支払うとグレー及びピンクの用紙を戻されるので、グレーの用紙を先程の精査をした係員に渡せば申請手続きは終了です。
居留ビザの貼りつけられたパスポートは受理されてから11日後に受け取れます。
【申請書類の注意点1】中国語の学習計画書
最初は中国語で書かなければならないというハードルの高さと係員はそんなに細かく見ないだろうという思い込みから60字ぐらいで持って行ったんですが。。。
細かく見ていましたw
係員から指摘されたポイントを挙げると。。。
1.中国語を学習する目的を書きます
2.学校での学習時間を書きます
これは、最低一日3時間週15時間という規定があるので、その確認でしょう。
3.違法就労はしない旨を書きます
これは別記事に書く予定の「外交部と大学間意見交換会」のテーマにもなりましたが、台湾で外国人の違法就労が増えているからでしょう。
語学留学の場合は学習期間が一年過ぎれば、既定範囲内で許可を受けての就労は可能です。
これらの指摘事項を中国語で書くと300字ぐらいになり受理されました。
【申請書類の注意点2】台湾銀行の預金残高
台湾銀行に今後の生活のこともあるんですが、円高のとき少し多めに入れておいたんですが。。。
この残高について、係員から指摘されました。
最低8万元を入れておく必要があるんですが、多すぎてもいけないようです。
今回の件で、語学留学における預金残高適正額は8万元から10万元ぐらいと感じました。
世界的に広がっているマネーロンダリングを警戒しているのかなと思いましたが、預金残高が若干多くても、その入金された金額の流れを証明できれば受理されます。
申請のタイミング
学校関係者に聞いてみたところ、居留証を申請してしまえば停留期限が過ぎても問題ないようです(実際に僕も過ぎました)
僕は12月10日が停留期限だったんですが、その場合12月9日までに居留証の申請をすればいいわけです。
そこから逆算するとビザの発給まで11日間かかりますので、11月28日までに居留ビザの申請を行えば間に合うことになります。
申請は就学から4ヵ月(僕の場合は11月8日)経てば可能なので、充分時間があるように感じますが、すんなり受理された場合ですので余裕をもって申請をした方がいいでしょう。
最後に
居留ビザを申請するのに一番苦労したのは中国語の学習計画書です。
停留ビザを申請する際は日本語で書けばいいので、いくらでも書こうと思えばできるんですが、居留ビザの申請は当たり前ですが中国語で書かなければいけません。
相当苦労したので、発給されたときには目頭が熱くなりました。